ラブドールは購入後の事までしっかりと計画しておかないと、あとで様々な問題が発生する場合があります。
とりわけ高級リアルドールは取り扱いに注意が必要なので、後々の事をよく検討した上で購入するようにしましょう。
ここでは高級リアルドールの到着から使用、メンテナンス、保管、処分方法まで、購入後に起き得るすべての問題についてご紹介します。
高級リアルドールの購入を検討されている方は、「こんな問題があったのか!」と後悔しないように、購入する前に確認しておくようにしましょう。
リアルドールの到着

リアルドールは宅急便で送られてきますが、到着早々に問題が発生することもあります。
・重くて部屋まで運べない
・部屋までの動線を確保
・傷、へこみ、変色等のチェック
ご近所の目が気になる
重そうな大きなダンボールが届いて、「あの人、ラブドール買ったんだ」と近所の人に思われるのではないかと気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、全く問題ありません。
この手のダンボールなら組み立て用の家具で普通に使用されます。
ご近所さんもラブドールだとは誰も思わないはずですので堂々と受け取りましょう。
どうしても気になる方は夜暗くなってから受け取るようにしましょう。
重くて部屋まで運べない
リアルドールは重さ30~40kgの長細いダンボールで届きます。
重い上に取っ手やヒモなどは付いておらず持ち上げにくい形状なので、玄関の少しの段差でも苦労します。
持ち上げるには抱きかかえるようにするしかありませんので、滑り止めの軍手等があれば少しは運びやすくなるでしょう。
持ち上げるのが難しい様であれば、斜めに寝かせて引きずった方が早いかもしれません。
部屋までの動線を確保
ドールを持ち運びたい場所までの通路を確保しておかなければなりません。
狭い場所を通る場合は動線を広く取っておかないと、倒してしまったりなどして大惨事を起こしかねません。
あらかじめ物をどかすなどして運び入れる場所までの動線を確保しておきましょう。
傷、へこみ、変色等のチェック
リアルドールは非常にデリケートな商品ですので、傷やへこみ等があるかもしれません。
最近は出荷直前に写真でチェックできる販売店も多くなりましたので多少は安心ですが、出荷後に大きなダメージを負う可能性もあります。
信用できる販売店なら損傷を負ったドールは交換してもらえますので、使用前に必ずドールの全身をチェックしておくようにしましょう。
リアルドールの組み立て

無事部屋まで運び込んだらドールの組み立てです。
・リアルドールは想像以上に重い
・ヘッドを付ける
・服を着せる
爪を切っておく
リアルドールは非常にデリケートな素材なので、取り扱いに慣れないうちは爪で引っかいたりして傷つける可能性があります。
リアルドールに触れる前に爪の手入れをしておきましょう。
リアルドールは想像以上に重い
箱から取り出した時に分かると思いますが、リアルドールは考えている以上に重い素材です。
どれだけ重いかリアルな感想を知りたければ私の日記を参照ください。

ヘッドを付ける
梱包時はヘッドが外されていることが大半です。
ドールによっては手足まで外せるタイプもあります。
取り付け方法はメーカーによって多少異なりますが、基本的にはネジ式かはめ込み式になっています。
メーカーの指示通りに取り付けましょう。
ヘッドは植毛オプションの選択をしていなければウィッグを取り付けることになります。
先にネットをかぶせてからウィッグを取り付けます。
安いウィッグは抜け毛が激しいですが、市販のものでも使えますので様々なバリエーションを楽しむのも良いしょう。
服を着せる
ドールにコスプレさせるのも楽しみ方の一つです。
自分好みの服を着せてあげましょう。
ただし、身長が低いドールを購入した場合は子供服しか選択肢がないので注意が必要です。
また、リアルドールは関節が非常に硬いので、着せ替えはそれほど容易ではありません。
観賞用なら問題ありませんが、エッチ用だと着せたり脱がせたりが意外と大変です。
服を選ぶ際は、着せやすさも多少は考慮しておきましょう。
エッチ使用時の注意事項

エッチ目的でドールを使用する場合、思いがけない事が起こる可能性があります。
・使用後に洗うのが面倒
・着脱式ホールは性器を痛める可能性がある
体位を変えられない
リアルドールは非常に重い上に関節が硬いので、エッチ中に体位を変えるのは至難の業です。
体位を変えている間に股間が萎えてくる可能性もあります。
私のように死ぬ思いをするかもしれません。(大袈裟ではありません。詳しくはブログ参照)
したがって、基本的にはエッチ中に体位の変更は行えないと考えておいた方がいいでしょう。
使用後に洗うのが面倒
エッチ後は当然ドールを洗わないといけません。
しかしドールは重いので洗うのも大変です。
そこでドール購入時には、ホール着脱式のオプションを選択することをお勧めします。
ホール一体型ドールをエッチ目的で購入するのは、決して実用的とは言えませんのでご注意ください。
着脱式ホールは性器を痛める可能性がある
洗うのに便利なドールの着脱式ホールオプションですが、気を付けないと性器を痛める可能性があります。
着脱式なのでホールと本体には僅かながら隙間ができます。
エッチをする時、この隙間に性器を挿入してしまうケースが多くみられます。
柔らかい素材とはいえホールと本体の接合部分は角が立って硬くなっているので、そこに性器を出し入れすれば当然性器はダメージを負います。
性器挿入時には必ず正しい位置に挿入できていることを確かめるようにしましょう。
リアルドールの保管方法と置き場所

意外と盲点になるのがドールの置き場所です。
リアルドールは正しい方法で保管しないと簡単にダメージを負います。
リアルドールの保管は、
・接地面をなるべく少なくする
・色移りや型が付く服を着せない
以上の項目に注意して保管するのが理想です。
詳しくは下の記事を参照ください。

これらの項目をどこまで順守するかは個々の判断となりますが、基本的にドールは場所を取ります。
エッチで利用するなら頻繁に持ち運ぶことも考慮して、購入前にドールの置き場所を確保しておく必要があります。
リアルドールのメンテナンスについて

リアルドールのメンテナンス方法は素材(シリコン・TPE)によって異なります。
詳しいメンテナンス方法は販売店ホームページに詳しく解説されていますので、熟読しておいてください。
ここでは、リアルドールのメンテナンスについての注意事項をご紹介しておきます。
・内部に水が入らないようにする
・ドライヤー使用時は冷風で
・爪が取れやすい
・髪の洗浄は面倒
ボディは洗いすぎない
リアルドールは洗えば洗うほど劣化が進みます。
ホール部分は毎回洗う必要がありますが、それ以外は埃や汚れを落とす程度にしておきましょう。
私の場合は、風呂には入れずに濡れタオルで軽く拭いてあげるだけで済ませてます。
間違ってもゴシゴシこするように洗うことは避けましょう。
内部に水が入らないようにする
ヘッドの取り付け金具部分から水が入ると内部で錆びてきます。
ボディを洗う際は、ラップで包むなどして決して水が入らないように注意しましょう。
ヘッドを洗う際も、目玉部分からの水の侵入を防ぎましょう。
ドライヤー使用時は冷風で
リアルドールは高温で溶け出します。
乾かす場合はタオルで水けを切って自然乾燥で乾かしましょう。
ドライヤーを使いたければ冷風で乾かしましょう。
温風だと間違いなく溶けます。
爪が取れやすい
ドールの爪は簡単に剥がれます。
そして簡単になくなります。
もし剥がれてなくなっても100均のつけ爪を接着剤で付けるだけなので問題はありませんが、爪の加工とか面倒なので、なるべく失くさないようにしましょう。
髪の洗浄は面倒
長い髪の毛が絡まると、ほぐすのが大変です。
植毛オプションのヘッドを洗髪したら、絡まってほぐしたら抜けまくった挙句にボサボサの髪になってしまいました。
私が長髪の手入れ方法を知らないだけかもしれませんが、植毛オプションは避けた方が無難だと思います。
ウィッグなら安く売っていますので、洗うぐらいならイメチェンついでにウィッグを買い替えるのも良いでしょう。
ウィッグを替えただけで別人のようになりますので、少し得した気分になれます。
リアルドールの処分方法

お世話になったリアルドールを手放す際には、いくつか処分方法があります。
・不燃ごみに出す
・買取サービス
・廃棄処分依頼
・葬式に出す
粗大ごみに出す
リアルドールは粗大ごみとして廃棄することが可能のはずです。
自治体に問い合わせないと分かりませんが、今まで回収できないという話は聞いたことがありません。
回収料金は自治体によって異なりますが、数百円~千円程度で回収してくれます。
お手軽だし安価で処分できる粗大ごみですが、精神的負担が大きい処分方法です。
最近は粗大ごみもLINEで申し込みできますが、品目一覧に「ラブドール」があるはずもなく、電話での申し込みが必要となります。
つまり、電話で「ラブドールを処分したい」と告げる勇気が必要ということです。
「そんなの気にしない」という方なら中身が見えないように包んでシールを張るだけなので、大変お手軽に処分することができます。
不燃ごみに出す
リアルドールは不燃ごみとしてでも出すことが可能ではありますが、切り刻まなければなりません。
大変手間が掛かりますしグロテスクな方法ではありますが、費用は一切かかりません。
買取サービス
ドールの状態が良ければ買取サービスがお勧めです。
お金が掛かるどころか貰えてしまうかもしれませんので、見積もりだけでもしてもらう価値はあります。
「レイシア」や「ボクのLOVEDOLL」が実績も評判も良いのでお勧めです。
ダンボール箱や集荷の手配もすべて無料でやってくれるので大変お得です。
ただし、ドールの状態が悪い(骨格が飛び出している、関節がブラブラに緩んでいる、色移りが複数個所に及んでいる)場合は買い取ってもらえないかもしれません。
廃棄処分依頼
廃棄業者に処分依頼を出す方法です。
どんな状態でも処分してもらえますし、自分の後にリサイクルして使われたくない場合には適しています。
リアルドール専門の回収業者もありますが、結構な費用が掛かります。
処分費用は1万円前後ですが、箱代や送料を含めると15,000円~ぐらいは必要になります。
費用的にはトラックで徘徊している廃品回収業者と変わらないかもしれません。
葬式に出す
愛着のあるドールを普通に処分してしまうのは忍びないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方にはドールのお見送りサービスもあります。
数万円かかりますが、必要な方はどうぞ。ドール葬儀社
まとめ
リアルラブドールは買ってみないと分からない事が意外と多い商品です。
高額な商品ですので、しっかりと計画を立てた上で購入しないと後で後悔することになります。
リアルドールは手間もかかるし場所も取り、取り扱いがデリケートな商品だということを十分理解しておきましょう。
リアルラブドール購入の準備が整ったら、下記の記事も参考にしてください。



