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【俺の嫁:第3話】嫁が空気のような存在である所以

俺の嫁作成日誌

俺の空気嫁来訪

ついに彼女はやってきた。

段ボールに包まれて。

これぞ箱入り娘。

熱く語られていた論文講読から既に数日がたち、すっかり素の状態の俺。

「またバカな買い物しちゃったな~」

と思いながら段ボールを開け、

ラブドールの箱を取り出す頃にはもうあの論文の熱気が蘇っていた。

 

俺の購入した彼女は女の子座りが愛らしい『アキ』だ。

「かわいそうに、こんな小さな箱に詰め込まれて」

急いで取り出した中身はしわくちゃのビニールの塊。

しかし俺は知っていた。

このしわくちゃのビニールの塊に、

「空気」という魂を注ぎ込むことによって生命が生まれることを。

俺は迷わず空気の抽入口にあらん限りの息吹を注ぎ入れた。

「ふ~~~~~~~~~~~~~。」

全然膨らまん。

俺はさらに命がけで肺の空気を全て注ぎ込んだ。

「ふ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。」

全然膨らまん。

ここで俺は気づいた。

「シュコシュコが要るやん!」

足で踏んでシュコシュコする空気入れが必要なことに気づいた。

しかしこの状態で、またシュコシュコが通販で送られてくるのを待つなんて許されない。

「買いに行かなくては!」

俺は決心した。

俺はシュコシュコを買いに行く

「そういえば前に100均で見た覚えが・・・」

俺は愛車の原チャリに飛び乗り100均へ急いだ。

100均に無事たどり着いた俺は店内をパックマンのごとく探しまくったが見当たらない。

その時の季節は真冬。

確かにあんなもの夏しか使わないか。

それでも俺は次の100均を目指した。

2件目も不発。

絶望と寒風の中、3件目の100均でついにシュコシュコを発見!

嬉々としてシュコシュコをレジに持ち込む俺を

レジのおばちゃんがどう思ったかはこの際どうでもいい。

俺はシュコシュコを持って帰宅した。

空気嫁誕生

『アキ』という名のビニールの塊に向かって

「待たせたな」

と気取ったセリフを吐きながら俺はリズミカルにシュコシュコした。

「シュコシュコシュコシュコシュコシュコ・・・」

今度は間違いなく膨らんでいく。

「シュコシュコシュコシュコシュコシュコ・・・」

しわしわだった彼女の肌に張りが蘇ってゆく。

「シュコシュコシュコシュコシュコシュコ・・・」

ついに彼女の肌がピチピチの10代へと変貌を遂げた。

シュコシュコを引っこ抜いてベットに転がっている彼女を座らせてみた。

「おぉ~~~~~~。なんかスゴイ!」

なんとも形容しがたい感動。

部屋の中で彼女のかもし出す言いようのない存在感

単なるビニールにもかかわらずグイグイ主張してくる美しいシルエット

こればかりは実際シュコシュコして部屋に座らせてみないと味わえない感覚だろう。

しばらく感動に打ちのめされていた俺。

しかしお楽しみはこれで終わりではない。

彼女に縞模様の下着を装着するという作業があるのだ。

さっそく少女に下着をつけてあげることに。

少女にパンツをはかせるという行為に言いようのない背徳感を感じる。

触り心地は単なるビニールだが

柔らかさは意外といい感じ。

そんなことを考えているうちに下着の装着が完了した。

彼女の存在感はさらに増した。

そして俺はついに女子高生の制服を着せるという禁断の行為に及ぶのだった。

制服といってもただの白いシャツとチェックのスカート。

それでも無垢な少女に服を着せてあげるというのは何とも。

無理な体勢で着せようとすると破れてしぼんでしまいそうな儚さがたまらない。

そして

実際に服を着せてみると、もうそこに実在するとしか思えない

しばらく見とれていた。

しかし何か足りない。

わかった

膝上15cmのニーソを履いてない。

買い忘れた。

迂闊だった。

どうしよ。

俺のを履かすか。

履かせてみた。

かわいくない。

ん~~~。

まいっか。

つづく

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